多神教の神様は、当然のことながら男も女も居る。
けんかしたりするし、神様同士で好き嫌いがあるのだろう。
ハンパないけんかをして、永遠に戦争状態だったりしている神様もいる。
混沌の世界である。
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あえて分類すれば、
一神教は男性原理、多神教は女性原理という感じだろうか。
イスラム世界で、女性に勉強させないのは、
違う原理を入れたくないせいかもしれない。
西洋で中世に起きた魔女狩りも、同じことだったのかもしれない。
一神教の世界から 多神教の原理を駆逐する。
男性原理から 女性原理を撲滅する。
そう考えれば分かりやすい。
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多神教では、概ね異教の神を排斥しない。
一神教の神でさえ、見境なく 大勢の神々の一部にしてしまったりする。
それが かえって嫌われるのかも。
荘子に「混沌物語」というのがある。
世界の中央を混沌が治めていた。
徳が高い混沌だったが、目も耳も鼻も口も無かった。
あるとき、混沌に招かれた南海の神と北海の神は、
その徳に報いるべく、
一日に一つずつ、七日間で七つの穴を開けることにした。
七日目に混沌は死んだ。
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